LPICレベル1 合格体験記
LPICレベル1を受験し、無事に合格できたので感想やら何やらを書いていく。
受験の動機
ことのはじまりはSREに興味があって、SREにどんな技術セットが求められるかを調べたりしていたところ、Linuxの深い知識を求められる傾向があると気づいたことだった。
また、Linuxは業務で何年か使っているのだけど、必要に応じて書籍やインターネットで調べたりするくらいしかしていなかったので体系的に学び直したいとはそれ以前からも思っていた。
Linuxの書籍は探せばたくさんあるのでそれらを読んで学習する形でも良かったかもしれないが、スキルを証明するものが 欲しいなと思ってLPICというLinuxの資格試験を受けることに決めた(単に資格が欲しいという感情と、資格以外の形でLinuxのスキルを第三者に証明するのは難しいなという気持ちの両方があった)。
勉強期間
最初に軽く問題を解いてみたところ、結構わからないところが多かったので3ヶ月間かけることにした。 LPICは試験日を自由に決められるので、予め試験日の予約までしてしまいそれまで頑張るスタイルにした。
ちなみにLPICレベル1は受験費用が30000円もかかり、受験を申し込む段階で絶対に落ちたくないという気持ちを高めてくれます^^
勉強方法
休日といえど受験生のときのように1日に何時間もやるのは無理そうだったので(気持ち的に)、毎日コツコツ時間を作るようにした。 出勤時の電車の中での30分と、仕事の終わりにカフェで30分 ~ 90分程度時間を取った。
やることとしては問題集を解くのがメインだったが、コマンドなど実際に手を動かさないと覚えにくいものはできるだけ手を動かすようにした。
またあまり良くない学習方法とは感じつつ、モチベーションを保つために色んな書籍を買ってしまった。
最初はこの問題集をやり...
次にこの問題集をやり...
最後にはこの教科書を読み直した。
一応、それぞれ2周はした。
合格してみての所感
かなりタメになったと思う。
個人的にLPICで良かったと思うのは、長く使えるであろう知識と実務ですぐに役立つ知識の両方が試験内容に含まれているところ。
コマンドのオプションをちゃんと覚えていないと答えられないような問題もあり、最初は「そんなのコマンド使うときにhelpやmanを見ればいいだろ」とか思っていたし、オプションを覚えるのはなかなかに辛かった。しかし、ちゃんと覚えておくと使いたいときに即座に使えるし、覚えていない他のオプションも見てみようという気にもなるしでいいこともあった。 こういう勉強の過程でmanを読む癖がついたのも良かった点だと思っている。
また最初の動機にも書いたがLinuxを体系的に学べたような気はしていて、同じようなことを考えている人にはオススメできる。
3ヶ月間というのは正直時間を取りすぎたような気がしているが、その分点数はちゃんと取れて、やりきった感を得られたので良しとしたい。